2025年前半の仕事とAI活用を振り返る|monotips station 第291回
monotips station 第291回は、2025年前半の振り返り回。AI活用、補助金、Notion、現場見学、海外出張、自動化、情報発信など、半年分の話題から仕事の変化を読み直します。

2025年前半の仕事とAI活用を振り返る|monotips station 第291回
イントロダクション
monotips station 第291回は、年末恒例の振り返り企画です。今回は2025年1月から6月までの前半戦を、あらかわとしばっちが当時の放送テーマをたどりながら振り返りました。
半年分の話題を並べてみると、単なる「今年こんなことを話しました」という総集編では終わりません。AI活用、補助金、Notion、現場見学、海外出張、自動化、情報発信。毎週の小さなTIPSの奥に、2025年の仕事がどこへ向かっていたのかが見えてきます。
今回の記事では、放送内で触れられた話題をそのまま時系列に並べるのではなく、2025年前半を象徴する4つの変化として整理します。
1. AIは「ニュース」から「仕事の前提」へ変わった
1-1. 追いかけきれないほどAIの話題が増えた
2025年前半の振り返りで何度も出てくるのが、AI関連ニュースの多さです。年初の時点でも、すでに「AIのニュースが多すぎて混乱する」という話題が出ていました。
ただ、この混乱は単なる情報過多ではありません。AIが一部の詳しい人だけの話題ではなく、日々の仕事に関係するものへ変わってきたサインでもあります。
画像生成、音声入力、翻訳、業務自動化。半年分を振り返るだけでも、AIは「新しいサービスを試すもの」から「今の仕事のやり方を見直すきっかけ」へ移っていったことが分かります。
1-2. 音声入力と翻訳で、言葉の壁が低くなった
しばっちは、日本語を話せない外国人と仕事をした経験について話しています。お互いに完璧な言語能力がなくても、翻訳AIや音声入力を使えば、実務上のコミュニケーションはかなり成立する。
これは「AIがすごい」という話で終わらせるには少しもったいないテーマです。言葉の壁が下がると、今までなら最初から候補に入らなかった人とも仕事ができるようになります。
もちろん、専門的な交渉や細かいニュアンスまで完全に任せるには注意が必要です。それでも、現場レベルのやりとりでは「完璧に話せるか」より「意思疎通しようとするか」が大事になる場面が増えています。
1-3. 画像生成も、自動化も、評価軸が変わり続ける
放送内では、画像生成AIや業務自動化ツールについても触れられています。面白いのは、ある時点で「これはすごい」と思ったものが、数カ月後には別のサービスや別の考え方に置き換わっていることです。
AIツールは、正解を一度決めて終わりではありません。今使っているものが、来月も最適とは限らない。だからこそ、特定のツール名に飛びつくより、「何を楽にしたいのか」「どこを人間が判断するのか」を持っておくことが重要になります。
2. 補助金・Notion・事務所見学に共通する「仕事の見える化」
2-1. 補助金は、情報収集より管理の問題になる
年初には、補助金一覧やタスク管理ツールのタグ付けについて話しています。補助金は、存在を知るだけでは活用できません。締切、対象経費、必要書類、採択後の実務など、管理すべき情報が多いからです。
だからこそ、単なるメモではなく、タスクとして追える形にする必要があります。どの補助金を検討中なのか、いつまでに判断するのか、誰が何を準備するのか。ここが見えていないと、気づいた時には期限が過ぎています。
補助金の話は、実はタスク管理の話でもあります。
2-2. Notionは「きれいなページ」より、真似して使い始めること
Notionについても、2025年前半の大きな話題として出てきます。Notionは自由度が高いぶん、最初から理想の構成を作ろうとすると挫折しやすいツールです。
放送では、誰かの真似をすることの大切さにも触れられていました。これはかなり実務的な視点です。最初から自分だけの完璧な管理画面を作る必要はありません。まずは使っている人の構成を借りて、そこから自分の仕事に合わせて削ったり足したりすればいい。
AI活用にも近いところがあります。最初から自分専用の完璧な仕組みを作るより、うまく回っている型を借りて、小さく試す。仕事の見える化は、真似から始めても十分です。
2-3. 他社の事務所見学は、仕事の前提を揺さぶる
しばっちは、他の人の事務所を見学することの楽しさについても話しています。事務所見学は、単なる交流ではありません。
自分の職場では当たり前になっている配置、道具、動線、掲示物、打ち合わせの仕方。それらが他社ではまったく違う形で運用されていることがあります。
同じ業種でも、仕事場を見れば考え方が見えます。逆に、違う業種でも「この動線はうちにも使える」「この見せ方は面白い」と感じることがある。見学は、自分の仕事を外から見るためのいちばん手触りのある方法です。
3. 現場に出ると、机の上だけでは分からない仕事が見える
3-1. 工場見学や展示会は、事業の解像度を上げる
前半戦では、京都の製造業の工場見学や、展示会・現場での気づきも話題に上がっています。こうした話に共通するのは、実際に現場へ行くことで初めて分かることがある、という点です。
資料だけを読んでいると、商品やサービスはきれいに整理された情報に見えます。しかし現場に行くと、工程、温度感、人の動き、説明の順番、来場者の反応が見えてきます。
仕事の改善は、机の上で考えるだけでは限界があります。現場に行き、観察し、相手がどこで反応するのかを見る。そこからしか出てこないTIPSがあります。
3-2. 海外出張で問われるのは「どこでも仕事できるか」
台湾出張時の作業環境についての話も出てきました。移動先で仕事をするには、PCや通信環境だけでなく、ファイルの置き場所、連絡手段、作業の優先順位が整っている必要があります。
場所が変わると、普段の仕事の弱点が見えます。あのファイルはどこにあったか。スマホだけで確認できるか。誰かに任せられる形になっているか。
出張先で仕事が止まるなら、それは出張の問題ではなく、仕事の構造の問題かもしれません。どこでも仕事できる状態を作ることは、リモートワークのためだけでなく、普段の業務整理にもつながります。
3-3. オムニチャンネル体験は、便利さの裏側を教えてくれる
ユニクロで購入品を別店舗で返品できた体験も、振り返りの中で出てきます。ユーザーから見ると「便利だった」で終わる話ですが、事業者側から見ると、在庫、決済、店舗、物流、顧客情報がつながっていないと実現できません。
便利なサービスほど、裏側には地味な仕組みがあります。自分が消費者として便利だと感じた体験を、事業者の目線で分解してみる。これもmonotipsらしい学び方です。
4. 習慣・自己開示・情報発信は、続ける設計が必要
4-1. ハビットトラッカーは、続かないことも含めて学びになる
放送では、ハビットトラッカーに挑戦しては挫折しているという話もありました。習慣化ツールは便利ですが、記録すること自体が負担になると続きません。
大事なのは、続かなかった自分を責めることではなく、なぜ続かなかったのかを見ることです。入力が面倒だったのか。見返す意味が薄かったのか。そもそも記録したい行動が多すぎたのか。
習慣化は気合ではなく設計です。続かなかった記録も、設計を見直す材料になります。
4-2. 自己開示は、信頼とリスクの両方を持っている
自己開示のメリット・デメリットも、2025年前半の重要なテーマです。自分の考えや失敗、迷いを出すことで、共感や信頼が生まれることがあります。一方で、出し方を間違えると、誤解されたり、余計な心配を生んだりもします。
仕事の発信では、何を見せるか以上に、なぜ見せるかが大切です。共感を得たいのか、学びを共有したいのか、誰かの判断材料にしてほしいのか。目的がない自己開示は、発信する側も受け取る側も疲れます。
自己開示は、ただ素直になればよいものではありません。事業や関係性を長く続けるための、距離感の設計でもあります。
4-3. X運用の悩みは「投稿する気持ち」ではなく仕組みの問題
6月の話題として、X運用の悩みも出てきました。忙しくなると投稿が止まる。これは多くの人が感じる悩みです。
ただ、投稿が止まる原因を「やる気がないから」と見ると解決しにくくなります。ネタをどこに置くのか、いつ書くのか、下書きは誰が作るのか、どの状態になったら投稿してよいのか。ここが決まっていなければ、忙しい時に止まるのは自然です。
情報発信も、習慣と同じで設計が必要です。気合で続けるのではなく、止まりにくい流れを作る。2025年前半の振り返りは、その必要性を改めて教えてくれます。
エピソードの総括
今回の学びとポイント
- AIはニュースとして追うものから、仕事の前提を変えるものになってきた
- 補助金、Notion、事務所見学は、どれも仕事を見える化するための入口になる
- 現場に出ると、資料や画面だけでは分からない仕事の構造が見える
- 習慣化、自己開示、X運用は、気合ではなく続けるための設計が必要
- 半年分を振り返ることで、自分たちの関心や仕事の変化が立体的に見えてくる
2025年前半のmonotips stationを振り返ると、AIや自動化の話題が増える一方で、現場に行くこと、人と会うこと、自分の仕事を見直すことの重要性も繰り返し語られていました。
便利なツールが増えるほど、「何を任せるか」と同じくらい「自分は何を見るのか」が大切になります。補助金を管理する。Notionで仕事を見える化する。現場に出る。出張先でも仕事が止まらないようにする。発信が止まらない仕組みを作る。
どれも小さなTIPSですが、半年分を並べると、仕事の土台を少しずつ作り替えていく話に見えてきます。
monotips stationについて
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