Googleビジネスプロフィールとナノバナナを初見で試す|monotips station 第275回
Googleビジネスプロフィールで信頼を作る実践と、nano bananaを初めて触ってわかった得意・不得意を2本立てで解説するmonotips station第275回の記事。

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Googleビジネスプロフィールとナノバナナを初見で試す|monotips station 第275回
イントロダクション
2025年9月3日配信のmonotips station 第275回では、Googleビジネスプロフィールと画像生成のナノバナナを取り上げました。
この回で分かるのは、検索されたときに事務所や店をどう見せるか、口コミや営業時間をどこまで整えるか、そしてナノバナナが写真の小さな修正と大きな変更でどんな違いを見せるかです。
しばっちのテーマは、Googleビジネスプロフィール。30代くらいの人をお客さんにしたいと考えたとき、実際にはマップの口コミをかなり見てから店を選んでいると気づきました。行政書士事務所でも触りはじめたものの、本人いわく、取り組んだというより取り組みかけの段階です。
あらかわは、話題になっていたナノバナナを初見で試します。チャットGPTとか他のやつと比べてもすごいらしいという話は聞いていたものの、まだきちんと触っていませんでした。配信では写真を渡し、走らせたり、服装を変えたりしながら結果を確かめています。
検索した人に、事務所や店がどう見えるか。一枚の写真を、どこまで別の絵にできるか。この2つを、実際に手を動かしながら話しました。
1. 来店前の検索画面に何を置くか
この章では、Googleビジネスプロフィールが店や事務所を訪ねる前の比較材料になるまでを見ていきます。
1-1. マップの口コミを見てから訪ねる
しばっちは、Google検索やGoogleマップに出る無料の店舗情報サービスで、住所、電話番号、営業時間、店舗や商品の写真などを載せられるものだと説明しました。小さな事務所や個人事業でも、Googleアカウントがあればすぐに始められる、ミニホームページのような場所です。
あらかわが使っているか聞かれると、小売のようにお客さんを呼ぶ必要がある業態ならやるが、必要かどうかは業種による、と答えます。自分自身も店を探すときによく見るそうです。
あらかわは、食べログやホットペッパー、ホテルの口コミには懐疑的だと話します。一方、Googleマップは買収できないぶん、ひどいことも書かれたまま残る。あらかわは、両方を見て判断すると話しました。シンガポールのホテルでひどい目にあったときには、Googleマップを信用しておけばよかった、と振り返っています。
「食べログとかホットペッパー、ホテルの口コミとかも、だいたい嘘じゃないですか。Googleマップだけは買収ができないから、ひどいことも書かれてたりする」(あらかわ)
1-2. 行政書士の検索画面にも情報を置く
しばっちは、店を経営している人にとってGoogleビジネスプロフィールは欠かせず、ネット上の看板と言ってもよいほど存在感が増していると見ています。ただ、行政書士業界ではまだ手つかずのところが多く、やってどうなるのか、誰が見るのか、という空気もあるそうです。
あらかわは、行政書士でもやった方がよいし、口コミは見たい、と受けました。歯医者のように同じ肩書の人が並ぶ業種では、検索されたときに名前と口コミが比較されます。行政書士で検索しても事務所名が並び、その下に口コミ欄が出てくる。サイトにお客さんの手書きメッセージを載せるのもよい方法ですが、Googleビジネスプロフィールを設定し、そこで口コミを書いてもらうことも大切だ、としばっちは続けました。
無料なので、追加の予算は要りません。必要なのは、情報を整える時間です。検索されたときの見え方は、登録しているかどうかで変わります。住所や営業時間など、行く前に知りたい情報がまとまり、口コミが新しいお客さんとの接点にもなります。
実際、事務所へ来るお客さんの中にも、移動中にGoogleマップで口コミを見てから来る人が多い。プラスの情報が多ければ、会う前の印象もよくなります。
ただし、あらかわは、よい印象につながるのはよい評価があってこそだと一度止めました。しばっちは、だからこそよい評価を集めるために頑張るのだと返します。同じ肩書が並ぶ検索画面では、口コミ欄が会う前の比較になっているわけです。
2. 写真、営業時間、口コミへの向き合い方
ここでは、登録した情報をどう更新するか、そして消せない口コミとどう付き合うかを話します。
2-1. 同じ文面の返信は、しない方がマシに見える
活用のポイントとして出てきたのは、情報を正確にすること、写真を増やすこと、投稿機能を使うこと、口コミに対応することです。具体的な話は、写真と口コミ、それに営業時間へ移っていきました。
口コミへ返信しているかどうかを、見る人は気にするのか。あらかわは、ユーザーとしてはそこまで気にしないと答え、しばっちも同じ感覚でした。全く同じ返信を繰り返すくらいなら、しない方がマシではないか。言いがかりのような口コミにまで返していたら、メンタルが持たない。そんな話も出ました。
一方で、返信していないと対応が雑だと思われるという情報も、しばっちは目にしていました。気にする人はいる、というところで話は止まります。ただ、同じ返信が並んでいると、かえって違和感が出るようです。
「『貴重なご意見ありがとうございます。これからも頑張ります』みたいなのばかりが並ぶと、結局なんだかな、という気にはなります」(しばっち)
写真については、全くないと店や事務所の雰囲気が伝わりません。店の中、商品、従業員、誰が運営しているのかが分かる写真がある方がよい、という話になりました。
2-2. 営業時間の重みは、店と事務所で違う
営業時間について、あらかわはかなり重要だと話しました。年末年始のようなイレギュラーな休みを、SNS、ホームページ、Googleマップのすべてに反映するのは忘れやすいからです。チェーン店のマップに表示された営業日も、必ずしも当てになるとは限りません。
インスタのリンクを載せておくことや、アポイントなしで来る人が多い業種では、営業時間を正しく表示することが大切です。わざわざ行ったのに、現地の手書きメモで休業を知るのは嫌な体験です。
ラーメン屋では、そこまで手が回らないこともあります。それでも、休む前にホームページ、Instagram、Googleマップを変更するところまで作業にしている飲食店には、あらかわは好感を持つと話しました。
しばっちの事務所は、予約して来る人がほとんどで、飛び込みはほぼありません。そのため営業時間を細かく気にしなくてもよいのではないかと思いつつ、正しいに越したことはないので整えていく、と受けています。
2-3. 西宮行政書士で見えた順位と、2階の看板
Googleビジネスプロフィールを始めてから、マップの検索順もGoogle検索の順位も上がった気がすると、しばっちは話しました。確認した言葉は 西宮行政書士。シークレットウィンドウで検索すると、通常の検索でもマップでも2番目あたりに表示されていました。
あらかわは、以前はマップで全然上がっていなかったのに、口コミが2件増えただけでそう見えるようになったのではないか、と見ています。
ただ、写真には別の問題がありました。犬猫クリニックが行政書士業務をしているように見えるのです。行政書士事務所はその2階にあるものの、クリニックの看板の方が目立っています。しばっちは、写真を変えようと話しました。口コミが増え、検索した人の信頼につながればよい、という期待もあります。
お客さんへ口コミをお願いし始めたのは、先月末くらいからです。対応したお客さんに、コメントを書いてほしいと頼んでいる。ここがなくなったら困る、ここでよかったと思ってくれたお客さんは書いてくれる。そうした人たちに応援してもらえなければ、本当に潰れる。しばっちは、そんな感覚を話しました。
怖いのは、誰でも書けることです。こないだジャングリアが炎上した例も出ました。行っていない人がたくさん書き込んだことは、実際にあっただろうという見方です。目立つ事例ならGoogleも見るかもしれませんが、町の行政書士事務所の一件では、口コミを消してもらうのは難しい。
しばっちの知り合いの企業にも、誰が書いたか分かるような嫌がらせの口コミがありました。だから、口コミは話半分くらいで見るのがよい、というところに着地します。
行ったことのない人は書けないのではないか、飲食店ではどう判定するのか、という問いも出ました。しかし、位置情報がないとコメントできない仕組みではありません。業種によっては、実際に行った人だけが書けるようになってほしい、という希望も話されています。
しばっちは、Googleビジネスプロフィールを無料の集客ツールとして、まず触ってみたらよいとまとめました。情報の更新と口コミへの対応が必要なので、作ったら終わりにはできません。最初の一歩は、自分のビジネス名、店舗名、事務所名で検索して、現在の表示位置を確かめることです。
どれくらい需要があり、どの順位まで行きたいのかが分かれば、どこまで取り組むかを決めやすくなります。使えそうなら続ければよいし、使えそうになければ、すぐやめる選択もあります。どこまで伸びたかは、また話したい。そう結んだしばっちに、あらかわは地道にやっていて素晴らしいと返しました。
3. ナノバナナで試した写真加工
この章では、Google AI Studioでナノバナナを開き、しばっちの写真を使って小さな修正と大きな変更を試します。
3-1. 開いたのはGoogle AI Studio
ナノバナナは、Google AI Studioで選べる画像生成AI/モデルとしてネット上では話題になっていました。しばっちは名前をなんとなく知っている程度。あらかわは、すごそうだと思いながら、まだきちんと触っていませんでした。
Geminiの画面でも使えるのかと尋ねると、有料プランでないと画像は出ないという説明がありました。あらかわは、Geminiの通常画面ではProかFlashを選べるが、ナノバナナはその画面ではできなさそうだと見ていました。課金しているかどうかを確認するやり取りを挟み、この回で開いたのはGoogle AI Studioでした。
Google AI Studioは開発者向けに用意された場所だと説明し、画面の並びからナノバナナを選びます。画像をアップロードし、指示を出して加工する形です。素材にしたのは、しばっちのプロフィール写真でした。
3-2. 色の変更と走る姿は残り、人を入れ替えると顔が変わる
まず、しばっちの写真に走らせてと指示しました。すると、走り出す姿の画像が出てきます。しばっちは以前ランニングをしていたという話もあり、二人の反応は強いものでした。
次は、選挙カーの上で演説しているようにという指示です。渡した人物がポーズを取ること自体は面白い。ディープフェイクが一瞬で作れそうだ、という声も出ました。
ただし、漢字には弱さが出ています。顔もかなり変わり、名前の文字が別の字に見えました。車の下に入った日本語もおかしく、車そのものの見た目も崩れています。
続いて、天気予報の女性の写真としばっちの写真を入れ、女性を男性と入れ替える指示を出しました。こうした操作は、一度リセットしてから入れた方がよいと、あらかわは話します。
得意だろうと思って試した結果は、全然違うものでした。首から下は似ているのに、首から上は誰だか分からない。見た目は爽やかになった、という反応もありました。
一方、ネクタイの色を赤くしてという指示は、きれいに仕上がるだろうという予想に近い結果です。少しテカリはあるものの、これなら全然いい、という評価でした。
服装をラッパーのように変える指示では、既存の画像に対する簡単な修正なら崩れにくいという見立てを確認します。結果は想定した姿とは違い、髪を横で刈り上げ、足を机の上に上げたようなポーズになりました。背景はそのままです。
ここで、違うイメージを持ってこようとすると顔が変わる、という整理になりました。
ピンクの部屋の写真にクマを合成する操作も試しました。少し違和感はあるものの、クマを置くことはできています。ぬいぐるみのクマにリボンをつけることや、簡単な図を描いて中身を入れ替えることも、よくある使い方として話に出ました。
ホームページの素材として使えるかと聞かれると、あらかわは全然使えると反応します。ただ、生成した写真を自分の写真ではなく、自分だと言って出すことには、かなり抵抗があるという話も出ました。走っている画像は本当にすごい。一方で、よいものが出てくるのはときどきです。
そこから、生成AIの著作権や肖像権の問題にも話が移りました。Googleが著作権や肖像権をそこまで気にせず機能に取り込んできたように見える、という感想です。キャラクターの一貫性という言葉も出ました。
自作アニメが簡単に作れそうだという感触がある一方、そこまでは分からないという受けもありました。AI絵師にとって革命的だ、画像の解析力が上がった、という話にも触れています。ネクタイの色を変えた結果は、その分かりやすい例でした。
この回で分かったのは、色を変える、走らせる、部屋にものを置くといった修正には手応えがあることです。反対に、人物を別の人へ入れ替えたり、服装を大きく変えたりすると、顔や文字が崩れやすい。
Geminiを普通の画面から使っている人には、Google AI Studioは少し使いにくいかもしれません。触ってみるなら、Google AI Studioから始めるのがよいと案内しました。最後に、走っている画像は番組のXに上げること、生成AIで作った画像だと一言添えることを確認して、このパートを終えています。
エピソードの総括
Googleビジネスプロフィールとナノバナナから持ち帰ること
しばっちは、Googleビジネスプロフィールを無料の集客面として試しました。情報を更新し、口コミに対応する必要があるため、登録したまま放置はできません。まずは自分のビジネス名や事務所名で検索し、現在の表示位置を確認する。使えそうなら続け、そうでなければやめる。その順番です。
あらかわは、ナノバナナを初見で触りました。小さな修正は使えそうでしたが、人物を大きく変える指示では、顔や文字が崩れています。
今回のポイントをまとめると、次の通りです。
- 行政書士のように同じ肩書が並ぶ検索でも、Googleビジネスプロフィールの口コミ欄は、訪ねる前の比較材料になる
- 営業時間の反映は、アポイントなしで訪ねる人が多い店では重要で、予約中心の事務所では優先度が違う
- 口コミは誰でも書け、町の事務所の一件は消えにくい。ジャングリアの例と並べて、その扱いにくさを話した
西宮行政書士では、口コミが2件増えたあと、検索とマップで2番目あたりに表示されていた- ナノバナナはGoogle AI Studioから選び、色の変更と走る姿は残ったが、人の入れ替えでは顔が変わった
- 生成画像はホームページの素材になっても、自分の写真として出すことには抵抗がある
Googleのサービスがつながる場所
締めでは、GoogleビジネスプロフィールもナノバナナもGoogleのサービスだという話に戻りました。Googleドライブ、ナノバナナ、Meet、Googleドキュメントと、番組周辺でもGoogleのサービスを使っている。これがなければ収録できない、とあらかわは話しています。
2年くらい前には、生成AIによってGoogleの検索ビジネスが危うくなるのではないか、という話題もありました。それでも、このジャンルではGoogleが覇権を握りにいったように見える。あらかわは、そう捉えています。
強さの土台にあるのは、地図です。iPhoneはAppleの純正マップを推しますが、みんなすぐにGoogleマップを入れる。地図情報は一次情報で、そこにさまざまな情報が紐づきます。
Googleは車を走らせて情報を集めることにもお金をかけているように見えます。マイビジネスへ登録する人が増えれば、そこから広告も出せる。Geminiが強くなれば、その中で検索したときにマップの情報を当てる形にもできます。
人が流行る場所を見つけ、そこを押さえて上を取る。今回の2つのテーマから、Googleのサービスが別々にあるのではなく、検索、地図、広告、生成AIがつながっていることも見えてきました。
次に試せること
Googleビジネスプロフィールは、自分のビジネス名や店舗名、事務所名で検索して、現在の表示を確かめるところから始められます。順位や口コミを見れば、どこまで取り組むかを考えやすくなります。
ナノバナナは、Google AI Studioで、すでにある写真へ小さな修正を加えるところから触る。ネクタイの色を変える、走らせる、部屋にものを置くといった作業なら、結果を確かめやすいでしょう。
最後には、リスナーへ、事務所の口コミに星をつけてもらえたら、とも呼びかけています。
monotips stationについて
monotips stationは、ビジネスの小ワザを紹介するWEBマガジン「monotips」から生まれたPodcastです。編集長のあらかわと副編集長のしばっちが、毎週ビジネスに役立つTIPSを紹介しています。
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